柳田國男

【清光館哀史・柳田國男】生の苦痛と熱狂を秘めた歌垣が鎮魂歌になる夜

柳田國男は日本民俗学を作り上げた人です。彼の著作にはさまざまなものがあります。その中でも高校の教科書に載っている「清光館哀史」を取り上げます。かつて泊まった宿屋は既に没落してなくなっていました。旧盆の夜に歌われた歌を柳田は追いかけたのです。

【山の人生・柳田國男】日本人の凄絶な暮らしを記録した民俗学の本

柳田國男の確立した民俗学は、日本人の生活の実態を研究するための里程標になりました。今回とりあげるのは『山の人生』という作品です。その前書きにある内容があまりに凄絶なので、思わず言葉を失ってしまいます。