PCは生活の一部
みなさん、こんにちは。
元都立高校国語科教師、すい喬です。
今回はPC選びの話をします。
スマホの時代です。
それは認めます。
どこにいてもネットにつながり、電話もできるし、メールもできる。
SNSにつなげれば、自分の周囲に友達の輪が出来上がります。
しかしちょっと待ってください。
確かに呟くのは簡単です。
ところが長い文章を書こうと思ったら、やっぱり不便ですね。
レポートもそうです。
自分の考えをまとめるためには、やはりキーボードのついたPCの方が使いやすいです。
もちろん、スマホに比べれば重いです。
大きくてかさばります。
そこでメーカーはモバイル型をメインに売り出しています。
13.3インチとか、14インチとか。
もっと小型のもあります。
しかし、あんまり小さいとタブレットとの境が見えません。
重さも今は1キロ前後のがたくさんあります。
これならどこへでも持っていけますね。
最近は800グラムくらいのもあります。
性能もすごいです。
CPUのスピードは以前のものと比べ物になりません。
モニターの解像度も上がっています。
さらに液晶の画質も段違いによくなりました。
発色がすごくきれいです。
価格
電気屋さんへ行ってみましたか。
一般に小さいほうが高いです。
狭い空間に精密機器を収納するのです。
当然、技術的にも難しくなります。
ストレージがSSDになったことで、スピードもあがり軽くなりました。
「M.2」と呼ばれる仕様のものです。
さらにDVDなどの装置を全部はずしてしまい、重い部品がどんどん減りつつあります。
ところが、その分、排熱などに苦労することから、天板なども軽い合金にしています。
その分、価格が高くなるというわけです。
しかしあえていいましょう。
そんなに高いのを買う必要はありません。
少しいいのだと、20万円近くします。
こんなに出すのなら、その分、他に回した方が得策でしょう。
もちろん、新品なら、それくらいするのです。
Windows11、CPUもCorei5より上のもの、解像度は1920×1080、液晶はIPS以上、有機ELパネルもいいですね。
さらに新しい給電システムがつき、HDMI、USB3.0、無線ラン。
カメラ、マイクなどは高感度品であること。
その他に画面の比率なども大切です。
こうやってどんどん価格があがっていくのです。
そこまでの性能はいらない
ところが、こんなに好条件を満たしたPCをどの程度使いこなすのかといえば、文章を打ち、
メールを書き、Youtubeを見て、エクセルなどの表計算をするのがせいぜいなのです。
動画の編集、エンコードなどをする人はそれほど多くはありません。
自分でYoutubeを始めたいという人は、やはりパワーのあるPCでなければダメです。
逆にいえば、モバイル用の小さなものでは足りません。
大きなモニターを複数使い、グラフィックボードをつけて、画像を止めながら作り上げていかなければなりません。
しかしそこまでやる人がどれくらいいるのでしょうか。
そんなにいるとは思えませんね。
もし本格的にやるのなら、SSDでは足りません。
大きな容量のハードディスクを何段も重ねて、とんでもないテラ数を実現しなければなりません。
最近のモバイルには1テラバイトレベルのSSDを積んでいるものもあります。
しかし動画を扱うとなると、これではすぐに足りなくなります。
ハードディスクに比べると高いですしね。
システムはSSDに、コンテンツはハードディスクにというのが、現在の流れです。
個人でクラウドを使いこなすには、費用がかかりすぎます。
というわけで、高いのを買う必要がないということがわかっていただけたでしょうか。
しかし素人には商品の見分けがつきません。
特に中古品となると、機器のレベルを見抜くのが大変です。
ネットなどでも安いからと飛びついたりすると、とんでもないものをつかまされてしまいます。
最低限の要所はきちんと押さえておく必要があります。
最近ではWindows11を正式にサポートしていないPCにむりやりインストールして売っている例も多くみられます。
このようなものをつかまないようにするのが、一番のポイントです。
やはりある程度勉強しなければダメですね。
最低限のシステム
基本はWindows11を正式にサポートしているものです。
Intelの第8世代Corei5プロセッサー以降のものを選びましょう。
絶対に第8世代以降でないとダメです。
それもセレロンではダメ。
i3では力がありません。
必ずi5以上。
メモリは最低8メガ。
ストレージはSSD。
これ以下のスペックのものを買うと、悲惨なことになります。
あとはMicrosoft officeが入っているかとか。
ただしグレーゾーンのオフィスソフトは危険です。
解像度はどの程度がほしいのか。
キーボードのテカリ具合、天板のキズ、モニターの様子。
いろいろチェックしてみてください。
中古のPCショップをいくつかまわると、目が慣れてきます。
企業で使っていたのを3~5年落ちくらいで扱っている店もあります。
店員の態度も要チェックです。
保障や返品が可能かどうか。
もっと慣れてきたら、ネットでもかまいません。
メルカリやヤフオクなどにはかなり使い古したようなものも出品されます。
初心者のうちは避けた方がいいでしょう。
トラブルの元です。
いくらまでなら出せるのか。
最後はあなたの眼力の勝負になります。
暇なときにあれこれとみて、目を養ってください。
本当に価値ある品物を自分で探すことです。
そのうち、絶対に失敗しなくなります。
どうしても不安なときは、ネット通販専用のメーカーの新品を買いましょう。
ビジネス用に比べると、使っている素材のレベルはさがりますが、心配は全くなくなります。
ただし値段はそこそこします。
それでもメチャクチャに高いということはありません。
ただし、使っている部材のレベルはどうしても落ちます。
これだけは覚悟しておいてください。
今回はここまでです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。