【会話の鉄則】自分の立ち位置を把握し相手の世代・環境を読めばOK

ノート

立ち位置の把握

みなさん、こんにちは。

ブロガーのすい喬です。

今回もトークの話をしましょう。

なぜこんなにこだわるのか。

それは人間にとって、人とコミュニケーションをとることが生きていく上で必須なことだからです。

逆にいえば、相手といい関係を作り出すことが、いかに難しいかという話です。

そんなの誰だってそうだよ。

同じような声があちこちが聞こえてきます。

しかしそれでも相手とうまく付き合えるかどうかということは、1番大切なことなのです。

会社や学校で毎日顔を合わせる人とどうもうまくいかないなどということがあったら、朝起きても気分がすぐれません。

重症になると、出社拒否、登校拒否になってしまいます。

その人の顔を思いだすだけで、頭痛がしてくるなんてことになったら、もう大変。

セクハラ、パワハラの領域に入っているかもしれません。

心療内科へ行くとか、カウンセラーに話を聞いてもらうとかして、あらゆる手段を講じなければなりませんね。

今回はそのもっと前の段階の話です。

どうやって初めて会った人と、うまく打ち解けて親しくなるかというテーマです。

ものすごく重い話は、いずれこのサイトでも扱っていきましょう。

よろしいでしょうか。

ところで、みなさんは初対面の人と会話をする時、どんなことを話しますか。

どんな場面で人と出会うかによって、全く会話の内容が違ってきますからね。

店員とお客さん、あるいはその逆。

さらに学校の先輩と後輩。

同僚、上司。

どれもなかなか手強いシーンです。

1番最初にやらなくてはいけないことは何でしょうか。

ズバリ立ち位置の確認です。

自分がどの立場でどう行動し、発言しなくてはいけないのか。

この作業が大変に難しいのです。

気まずさの原因

よく知らない人と同じ電車に乗って隣り合って座るなどというのもつらい場面です。

何を話したらいいのか、見当もつきません。

相手と1対1の場合と、複数の人といる場合とでは全く違います。

とにかく自分がどういう役割をすればいいのかを知ることがカギでしょうね。

落語の話が多くて恐縮ですが、ちょっとお付き合いください。

ぼくはよく落語会の後、師匠方との打ち上げの席に出ます。

その時必ず一緒についてくるのが前座さんです。

入門したばかりで、落語会の時も1番最初に登場します。

とにかくお客様の前で1席喋らせてもらう。

これが最高の稽古なんです。

そして終演後は師匠と一緒に打ち上げの席に出ます。

その席での様子は実に見事ですよ。

彼らはなんでもやります。

おしぼりを配り、宴席の注文を聞いて、すぐお店の人に伝えます。

飲み物が少なくなれば、すぐにまたオーダーをとって中継ぎをします。

余計なことは決して言いません。

師匠に言われた通りに黙って行動するのです。

とにかく先へ先へと気を回す。

師匠の許可が出るまでは飲み物にもけっして口をつけません。

この修行が4年間くらい続くのです。

その間に、人間関係をどうやったら円滑に進められるのかを学びます。

ひたすら一心に気を遣う。

お客様が喜んで楽しくなってくれるように、裏方に徹するのです。

この修行がきちんとできないと、いい噺家にはなれないとよく言われます。

落語にでてくる登場人物の了見を身体に沁み込ませるのです。

気まずいなんて言ってられません。

どんなことがあっても相手を楽しくさせる。

そのためのノウハウを日々自分の身体に吸収させていくワケです。

いつでも上機嫌で

不思議なもので、表情の柔らかな人といると、不愉快な気持ちにはなりません。

難しい顔で話をされても、ちっとも楽しくないです。

笑顔はタダとよくいいます。

無理に微笑みを浮かべる必要はありません。

しかしできるだけ柔らかでいる方が相手にとっても楽でしょうね。

柔よく剛を制すというじゃないですか。

人はふんわり受け止められると、安心してしまうのです。

さらにその人の世代意識を見抜くということも大切です。

どんな環境で、どういう時代に育ったのか。

人間、氏より育ちです。

rawpixel / Pixabay

環境がほとんどを決めます。

相手の価値観も見えてきます。

それがわかると、同じ風景を目の前に現出することができるのです。

どんな土地でどんなものを見て、何を食べてきたのか。

それだけでかなり話題が広がります。

学生の頃

そういう意味では、相手の人の懐かしい風景に戻るというのが1番いい方法ですね。

誰にだって過去はあります。

学生時代というのは、その中でも1番懐かしい時なのです。

イヤなことがあったにしても、時間がたつと、思い出にフィルターがかかります。

まさにセピア色に変化していくのです。

無理に卒業した学校のことを聞き出す必要はありません。

興信所ではないのですから、そんなことをしたらかえって逆効果になります。

ただどんな時代だったのか。

その頃熱中していたことは何か。

それを聞くだけでいいのです。

バンドを組んでいたとか。

ダンスに夢中だったとか。

サッカー少年だったとか。

相手の目が遠くを見るようになります。

無理に話をひっぱらないことです。

相手が喋りたい方向へ自在に移動してください。

出かけた旅のこと。

その時にあったエピソード。

なんでもいいのです。

あくまでも自然にその人の心の中に浮かぶ風景に同化していくことです。

そうしているうち、あなたに親しみを感じてくれるようになります。

それが人間です。

よくぞそんなことを思い出させてくれた。

貴重な記憶を蘇らせてくれた。

むしろ感謝されるかもしれません。

そういう関係になれば、次に会った時、息苦しさを感じることがものすごく減ると思います。

先日はどうもという挨拶が必ず出てくるのではないでしょうか。

メールではダメです。

目をみつめながら話をするということのすごさは、まさにその表情の変化にあります。

全身で聞きとってください。

必ずいい人間関係が築けると信じています。

1つ1つできることからトライしてみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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