考える身体

ノート

「考える身体・三浦雅士」身体をどう動かすかのリアルは集団の文化の中にある

人間の動き方は時代によって大きく変化してきました。その典型が歩き方です。工業化社会が必要としたのは、ナンバ歩きとは違う西洋型の歩き方でした。身体は集団の論理によって全く違う論理の中へ滑り込んでいったのです。

【考える身体・三浦雅士】精神と肉体の二元論から想像力が跳び立つ日

人間は長い間、肉体と精神という2つの命題に分けて、哲学を論じてきました。しかしともすると、精神の領域を重く見る傾向が強かったのです。しかし今や肉体の復権が叫ばれ、人々はスポーツや舞踊の持つ根本的な意味を考え始めています。