本 【星の王子さま】童心にいつでも戻れる不思議な本【サン・テグジュペリ】 サン・テグジュペリの『星の王子さま』はいつ読んでも心があたたまる本ですね。一番大切なものは目に見えないんだという言葉が身に沁みます。 本
本 【モモ・童話】盗まれた時間の意味を女の子に教えられた【時間泥棒】 ミヒャエル・エンデの童話『モモ』はけっして子供のためだけにある作品ではありません。彼の鋭い視点は自分に向けられたベクトルの矢そのものです。なんのために現在という時間をつぶして生きていこうとするのか。その意味を考えさせる名作です。 本
本 【やまなし・宮沢賢治】透明感に満ちた自然の豊かさを感じさせる童話 宮沢賢治の童話『やまなし』は透明感あふれる作品です。小学校の教材に所収されてから、多くの人の知るところとなりました。川底の風景を基調として、自然の豊かさを静かに描写しています。生きることの意味を問いかけたすばらしい童話なのです。 本
本 【さびしい王様・北杜夫】面白くてやがて哀しい大人のための童話 北杜夫の童話『さびしい王様』は1つの寓話です。権力を握った者の内面に深く入り込んだ傑作だと言えるでしょう。子供が読んでも面白いですが、むしろ大人のための童話です。自分を振り返るための鏡として利用することができる名作なのです。 本
本 川上弘美の小説・神様にハグされ癒やされたい現代人の心を見た 川上弘美のデビュー小説『神様』はいろいろな読み方のできる本です。高校の教科書にも載り、多くの人に親しまれています。日常の中に潜む人間の心を掴み取って話しません。癒やしの文学と呼べるのではないでしょうか。 本