悲劇

【花山院の出家・大鏡】藤原兼家と道兼親子の陰謀に騙された天皇の悲劇

「花山院の出家」という話は『大鏡』の中でも代表的なものです。必ず高校の教科書には所収されています。権力闘争の中で、半ば騙されて出家してしまった天皇の悲劇です。その後、藤原摂関政治が大きく動いていった政変でした。

【テルミヌスの変身】誰もが境界の終点になってしまった現代の悲劇

高校1年で学ぶ【テルミヌスの変身」という評論を読んでみましょう。テルミヌスとは境界を示す言葉です。ローマ時代の境界という言葉がなぜなくなってしまったのか。そこには通信技術の画期的な発達がありました。人々がそれぞれ終点に変貌したのです。