傑作

【富士山記】平安時代の儒学者が残した霊山への畏敬【漢詩文の傑作】

『富士山記』という日本人の儒学者が書いた漢詩文の本があります。当時は漢字を書ける人の数がそれほど多くありませんでした。文章博士でもあった筆者が全て漢字で、富士山の記録をまとめたというユニークな本を紹介します。

【今昔物語・説話集】盗人さえも騙してしまった強心臓の男の話【傑作】

今昔物語はユニークな説話集です。たくさんの話が3部構成で語られています。今回は盗人を騙して、何もとられずに済んだという強心臓の男を題材にした噺です。どうやって泥棒を煙にまいたのか。その手口を一緒に考えていきましょう。

【真田太平記・池波正太郎】9年間をかけて書いた時代小説の最高傑作

時代小説にはおもしろい本がたくさんあります。池波正太郎の『真田太平記』もその中の1冊です。ぜひご一読ください。江戸の風が身に沁みますよ。

【徒然草53段・仁和寺の法師】中世における滑稽話の最高傑作はこれ

徒然草53段に出てくる仁和寺の法師の話は実に滑稽です。酒の席で調子にのりついそばにあった鼎を頭からかぶってしまいます。それが抜けなくなって大変なことになったのです。最後は耳がちぎれてもいいから抜けということでした。笑い話ではすまされませんね。