作品

「上田秋成・雨月物語」夢応の鯉魚は殺生という人間の罪業を描いたという説

雨月物語は特異なストーリーに満ちています。いつの間にか不思議な世界に引きずり込まれてストーリーが展開していきます。この「夢応の鯉魚」もその中の1つです。ぜひ作家のメッセージを味わってください。

【ガリバー・アリス・猫】読者が価値を決める【古典論・外山滋比古】

風刺小説として書いた『ガリバー旅行記』がいつの間にか童話に変質しました。童話として書いた『不思議の国のアリス』は文学書になりました。誰がそれを決めたのでしょうか。まさに時の流れと人々の心です。不思議なメカニズムについて考えてみましょう。
ノート

【水のいのち・高田三郎】合唱曲の中でも異例の人気を誇る無垢な作品

高田三郎が作曲した合唱組曲「水のいのち」はとても美しい作品です。そこには人間に対する慈しみの心が溢れています。輪廻を繰り返す人の命をどうぞ幸せに導いてほしいという神への祈りも込められています。無垢で真っ白な作曲家の心を感じとってください。