本 【立原道造・ソネットとの出会い】夭折の詩人の14行詩には死の予感が ソネットという詩の形式を御存知ですか。わずか14行の詩です。これを見事に自分のものにした詩人がいます。立原道造がその人です。彼の持つ言葉はとても明るいものが多いのです。しかしその反対に人間の孤独と戦う横顔も見えます。 本
本 【伊勢物語】成人した貴公子には恋の予感がメッチャ似合う【初冠】 伊勢物語は歌物語の代表です。高校の古文の授業でも必ず学習します。美しい言葉の表現と絵画的風景がみてとれます。さらに和歌の柔らかな言葉が心を穏やかにさせてくれるのです。主人公を在原業平に仮託してつくりあげた華麗な物語の世界を味わってください。 本
本 【村上春樹】短編・象の消滅は不思議で寂しくミステリアス感100% 村上春樹の短編『象の消滅』は不思議な味わいの小説です。どこかふわっとした現実味のない、それでいて心象風景をみごとに捉えた傑作なのです。アメリカの雑誌「ザニューヨーカー」に翻訳されて掲載されました。後に舞台化もされ大きな話題になったのです。 本