「説苑・恵子と比喩」弁論の冴えが最後に王を屈服させたという古代中国の話

『説苑』という本に恵子の話がでてきます。比喩による弁論が冴えた人でした。最後に王を屈服させたという古代中国の話です。巧みな例え話の中に、リアリティのあることがよくわかります。

「住吉物語・初瀬の霊夢」信仰と因果応報が女性の忍耐と絡む継子いじめ物語

『住吉物語』は信仰と因果応報が女性の忍耐と絡む継子いじめの物語です。『落窪物語』と並び称される作品です。住吉明神の持つ霊験が一人の不幸な女性を救ったストーリーを味読してください。

「呂氏春秋・任座忠を尽くす」魏の文侯が翟黄(かくおう)の言に喜んだワケ

「呂氏春秋」という作品の中にでてくる話です。任座が忠義を尽くしました。魏の文侯が翟黄(かくおう)の言うことに喜んだ理由とは何か。忠臣の発言がいかに大切なものかを味わってください。
ノート

「大鏡・蔵人頭・藤原行成」天皇の側近として活躍し道長との関係を築いた長官

『大鏡』の中で藤原行成が蔵人頭に上り詰めたところを描いた段です。一条天皇はどういう理由で彼をこの要職につけたのか。その理由が明らかになります。やがて道長は彼をうまく利用し、天皇に近づいていくのです。

「春秋左氏伝・子産」法治主義を重んじ平和を願い混乱を収めた鄭の名宰相

「春秋左氏伝」の中に登場する子産の話です。彼は法治主義を重んじ平和を願う人でした。混乱をどのようにしたら収められるのかということに腐心したのです。鄭の名宰相といえる人の手腕はどのようなものであったのか。みていきましょう。

【発心集・清水の尼】世俗への執着から離れ解放された境地を歌に詠む

鴨長明の書いた『発心集』は仏教説話集です。多くの僧侶たちの生きざまをみごとに編集しました。清水の尼は物乞いの形で登場します。しかし彼女の詠んだ歌はすばらしいものでした。
小論文

「古今著聞集・能は歌詠み」無教養で風流も解さないと思われた侍が…

「古今著聞集」にはたくさんの話が載っています。その中でもこのトピックスはよく授業でも取り上げられますね。歌は最後まで読まなければ意味が通りません。少しバカにしていた人たちは、侍の歌のすばらしさに唖然としてしまったのです。
ノート

「わからない」を長く抱きしめる勇気「多様性社会における共生」

多様性という言葉が世界を飛び回っています。しかしそれを実際に実行していくことは、非常に難しいのです。どうしたら、多様性のある社会を実現できるのか。その方法論について考えてみましょう。
学び

「採点方法」国によって試験の評価方法はこれだけ違う「影響の大きさ」

テストの評価というのは国によってずいぶんと違います。民族性の差なのか、達成度に対する考え方が違うのか。それぞれの国による差を少しだけ考えてみましょう。
ノート

「感情の動員と戦争プロパガンダ」人は女性や子供の映像から行動を開始する

戦争時のプロパガンダは特殊なものなのでしょうか。実は私たちの日常生活の中に当たり前のように埋め込まれているのです。だからこそ、怖いといえます。それに対して、冷静な気持ちにどうしたらなれるのか。考えてみましょう。
小論文

「ラベルの功罪」キャラ設定をすることで世代格差を再構築しようとする人たち

ラベルを貼るということは、ある意味わかりやすくすることでもあります。しかし同時にそれ以外の人を排除する怖さも持っているのです。どちらがよりよいものであるのか。考えてみましょう。
ノート

「協操作的行為としてのコミュニケーション」失語症の事例を参考に考える

人間にとって言葉は大切なものです。しかし、言葉がなければ人はコミュニケーションができないのでしょうか。失語症になったら、相手の言いたいことをどの程度受け止められるのか。言葉というものの持つ不思議さを考えてみてください。

「二郎君の出家・栄花物語」出生の事情と仏道への帰依が織りなす絵図

栄花物語にはさまざまな権力闘争の構図がみられます。表面上はなにごともないようですが、その背後には人間の持つ醜悪な側面も見て取れるのです。道長の息子の話を読んでみましょう。
ノート

「身体接触」触れ合いが紡ぐ文化と人間関係の役割「異文化間コミュニケーション」

挨拶の時、他人の身体に接触するというのはよくある仕草のひとつです。しかし日本人にはあまり馴染みがありません。なぜでしょうか。マレーシアにはサラームと呼ばれる特異な挨拶もあるといいます。それぞれの意味をここでは考えてみます。
小論文

「忖度と日本文化」近年、ローコンテクスト化しつつある日本人の変化

日本人の文かは変化しつつあるのでしょうか。かつてのハイコンテクストな社会から、今はむしろ「ローコンテクスト」になっているのではないかという指摘がなされています。

「小督と隆房卿・平家物語」清盛の横暴ぶりを示す悲恋に満ちた章段

小督の出てくる章段は哀感に満ちています。天皇に愛されはしたものの、心はそこにありませんでした。どのようにして、彼女は自分の人生を歩んでいったのか。ここではそれを追いかけてみました。