道成寺

ノート

【能・道成寺】蛇体に宿った現世への執着が夕暮れの満開の桜に映える

能の演目の中でも「道成寺」は特別なものです。主役の1つが鐘です。100キロ近い鐘の中に入ったシテは、たった一人で鬼に変身しなくてはなりません。乱拍子と呼ばれる足さばきは、1人の能役者として生きていくための関門なのです。
ノート

【日本文化・能】ひたすらに型を会得することで思いの深さを表現する

日本文化を知る時、西洋文化との違いに驚くことがあります。特に演劇に対する基本的な概念が全く違うのです。稽古の仕方も、いわゆるメソッドがあって実践するのではなく、型から入ります。それを徹底的に模倣することが芸の修行なのです。