撰集抄

「撰集抄・範円上人の出家」妻の病死に衝撃を受け捨てがたい世を離れた話

高僧が出家するまでの話をまとめたものです。妻の病死が彼の人生を大きくかえました。他の女性に移っていた愛情がもとで、妻を訪ねることもなくなっていたのです。自らの行動を反省した故の出家でした。

【撰集抄】仏道修行に徹した増賀上人は名利を求めるのを避けたけれど

仏の道に生きるためには、何をすればいいのか。一番はあらゆる名誉と利益を離れるということが、いちばん大切です。しかしそれを実行しようとすると、大変に困難だという話です。実際にあった話をもとにしているだけに、リアリティがありますね。