【才と徳・資治通鑑】聖人・君子・小人・愚人を見分けて配置するためのヒント

北宋時代の儒学者に司馬光という人がいます。彼が著した本が『資治通鑑』です。そこにはさまざまな帝王学が記されています。その中でも徳と才のどちらをより高く評価すべきなのかという大きな問題について考えた箇所があります。読んでみましょう。

【韓非子】才ある者が世に出たあと地位をキープするのが難しいワケは

韓非子の中の短文をご紹介します。説話から教訓をひいたものです。才能ある人間が世に出ることはそれほど難しくはありません。しかしその地位を持続して権力を持つことは大変に困難なのです。どうすれば可能なのか。その謎にせまります。

【無名草子・清少納言】中宮定子に身も心も捧げた才ある女性の末路は

無名草子には清少納言のことを書いた部分があります。鎌倉時代の考え方からすると、あまりにも才能を持った女性の一生は幸せにはならないと考えられていたようです。父親から漢文を習ったことで、他の女房達との関係はそれほどうまくはいっていませんでした。