再読

【箱男再読・安部公房】実写化された映画の存在が起爆剤になる可能性は

箱男という小説を御存知ですか。今から50年ほど前に安倍公房が書いた作品です。それが今年、実写化され封切られることになりました。段ボールの箱の中に入って外を眺めている男は、いったい何を見ようとしているのか。それを考えてみましょう。

【信州に上医あり】良書を再読するたびに身体が震える【南木佳士】

『信州に上医あり』という本を知っていますか。南木佳士という芥川賞作家が書いたものです。佐久総合病院の院長だった若月医師の生涯を描いたルポです。この院長の人生を借りて、南木自身の生きざまを描いた本なのです。味わってみてください。