【空白の意味】日本人は白い無の境地を心から愛した【美しさとは何か】

日本人論の1つとして、この著作を考えてみましょう。日本人の描く絵にはどうして余白が多いのでしょうか。江戸前期まで活躍した長谷川等伯の「松林図」にもたくさんの余白があります。その意味はどこにあるのか。これは日本人の心性を理解するための表現なのです。
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【母親のための酸素マスク】共感疲労に最もよく効く薬は何か【デジタル社会】

デジタル社会にはたくさんの情報が飛び交います。その多くは人を傷つける可能性を持っています。悲しいニュースの山は人の心を鬱状態に導きます。SNSは人の心の襞に忍び込むのです。そこからどうやって抜け出すのか。それが難問なのです。
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【納得の構造】演繹法と帰納法をマスターすれば小論文のスキルアップ確定

小論文の構造を分析していくと、必ず帰納法と演繹法の問題にぶつかります。どちらがいいというのではなく、その時の文章の構成によって使い分けることが大切なのです。日本人とアメリカ人ではかなり接続詞の使い方が違います。
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【思考の本質・ひらめき】論理力と思考力は全く別物という厳粛な事実

思考力と論理力を一緒に考えてしまっている人がいます。この両者は本来、全く別のものです。思考力は一種のひらめきです。それを筋道たてて結論にまで至らせるのが論理力なのです。この違いをきちんと自分のものにしておくことです。
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【情報が世界を動かす】社会とメディアとの関係の怖さ【ナチスの場合】

情報化社会は怖いです。かつてナチスはどのようにして、ドイツ国民を1つの方向にまとめあげたのでしょうか。それは圧倒的なメディアの情報量でした。ラジオや映画を使って、民族の誇りを鼓舞したのです。大量の情報はそれだけで、権力の力になります。
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【言葉と表情】どちらがよりコミュニケーションの道具として有用なのか

言葉か表情か。どちらがよりコミュニケーションの道具として有効なのでしょうか。これは大変に難しい問題です。ここでは舌打ちというアクションがどのような意味を持つかについて考えています。その意味の深さを感じてください。

【子産・春秋左氏伝】大国との均衡を保ち平和を実現した名宰相【仁人】

『春秋左氏伝』という本の中に子産について論じた章があります。子産というのは鄭という国の宰相を長くつとめた人です。大国に挟まれながら、なんとか自国の力を保ち、平和に暮らせるように尽力をした仁の人です。

【阿弥衆の役割】デザイナーはなぜネクタイを締めようとしないのか

デザイナーはなぜネクタイを締めようとはしないのか。そり理由を考えていくと、中世の阿弥衆にまで想像力は飛躍します。彼らはクライアントの思惑を超えて、自分の芸術性を高めようとしました。それはなぜなのでしょうか。

【故事成語・桃李成蹊】美しい花や果実の木がそこにあるだけで道が【史記】

漢文を元にした故事成語はたくさんあります。有名なものを幾つか知っているだけで、随分世界が広がりますね。ぜひ覚えてほしいものです。今回は「桃李成蹊」という言葉を学びましょう。大切な表現です。
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【小論文をねじふせる】的確な質問を自作し解答を煮詰めて文章力を身につける

書く力をつけるにはどうしたらいいのか。それには自分でたくさんの問題をつくることです。なるべく日常的に自分の世界を深く刻みつけていくことです。そのたびに力が増します。さらに他者の文章を読むことです。それも論理性の高い文章をです。
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【文章上達への近道】新聞を丹念に読みひたすらアウトプットを続ける

文章上達の秘訣は新聞を読むことです。きちんと読むと、ものすごい量の情報が頭の中に入ってきます。それを取捨選択しながら、自分に向いた内容の文章を書いていけばいいのです。

【筑紫道記・宗祇】我が身の卑賎を恥じる必要はないという歌詠みの信念

連歌という形式は室町時代が最後の華でした。その後、俳諧にとってかわられていくのです。宗祇は連歌を完成した人と言われています。どのような信念をもって、歌を詠んでいったのでしょうか。一緒に彼の旅日記を読んでみましょう。
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【小論文・書く力】短文にまとめ削りに削って自分の文章のリズムをつくる

小論文を書くのは、それほどやさしいものではありません。どうやったらいいのか。ハウツー本を読んですぐ書けるようになるのなら、なんの苦労もしないのです。短文と単文に注意し、接続語をむやみにつかわないことです。
学び

【小論文の定番ワザ】具体と抽象の使い分けで文章を理解しやすいものに

小論文を書く上で大切な要素は抽象と具体です。読者は内容が難しい時、具体例を求めます。そま時に何が必要か。最も大切な要素はいくつかあります。数字、固有名詞、歴史的事実、経験と見聞です。これらを使うことで、読者の理解が進むのです。

【枕草子命名のナゾ】「枕」という言葉に潜むヒミツを探ってみると

『枕草子』というのはよく考えてみると、不思議なタイトルですね。なぜ、このような題名になったのでしょうか。その理由を探ろうとすると、いくつかの謎に前方をふさがれてしまいます。今回は彼女の跋文を元に、その秘密にせまります。
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【中国・昨年度大卒1158万人】ねそべり族から専業子供になるという選択

中国の若者たちが直面している現状は予想以上に厳しいものがあります。想像を絶する数の大学卒業生が毎年就職活動を展開しているのです。自分の希望がかなえられない人は、そのまま家で子どもとして生きていくという選択をとりつつあります。