学び 【言葉がつくる男と女】アイデンティティはどのようにして形成されるのか 男言葉と女言葉というものがあります。最近では随分減ってきたとはいうものの、全くなくなったわけではありません。このような表現はどのようにして、私たちの内側に棲みつくようになったのでしょうか。そのプロセスを探ってみます。 学び
本 【九条殿の夢合わせ・大鏡】1人の女房の夢判断がとんでもない結果を招いた 夢をみたあと、人はだれでもその意味をしりたくなるものです。しかしとんでもない判断のミスが、その後の人生を左右することも゜あります。甘くみてはいけません。誰に絵解きをしてもらうのかということを、よくよく考えなければいけません。 本
本 【才と徳・資治通鑑】聖人・君子・小人・愚人を見分けて配置するためのヒント 北宋時代の儒学者に司馬光という人がいます。彼が著した本が『資治通鑑』です。そこにはさまざまな帝王学が記されています。その中でも徳と才のどちらをより高く評価すべきなのかという大きな問題について考えた箇所があります。読んでみましょう。 本
本 【故郷の廃家・饗庭孝男】語り部のひとりとして一族の歴史を綴った鎮魂歌 饗庭(あえば)孝男先生のことは、いつか書きたいと思っていました。著書の中でも好きな本の一冊、『故郷の廃家』を久しぶりに読んだのがきっかけで纏めてみる気になりました。大学時代に授業を受けることができ、幸せでしたね。今になっても、当時のことをよく覚えています。 本
本 【立原道造・ソネットとの出会い】夭折の詩人の14行詩には死の予感が ソネットという詩の形式を御存知ですか。わずか14行の詩です。これを見事に自分のものにした詩人がいます。立原道造がその人です。彼の持つ言葉はとても明るいものが多いのです。しかしその反対に人間の孤独と戦う横顔も見えます。 本
本 【多田行綱の密告・平家物語】平清盛邸に馳せ参じた気弱な男のミスジャッジ 多田行綱の 密告によって鹿ケ谷の変が始まります。『平家物語』の中のクライマックスです。しかし学校では滅多にやりません。やはり密告という事実が重いのでしょう。平清盛邸に馳せ参じた気弱な男の心境はどのようなものだったのでしょうか。 本
ノート 【意地悪なベンチ】黒い羊を消すために清潔さを無条件に取り込む社会とは 排除ベンチという言葉をご存知ですか。わざと座りにくいベンチのことです。ホームレスの人に長居をされては困るので、居心地の悪い椅子を設置してあるのです。私たちは寛容の言葉の裏に、悪意も持っています。その意味を少し考えてみましょう。 ノート
本 【人生読本落語版・矢野誠一】ラップ全盛の時代に急がない生き方の極意がこれ 矢野誠一という演芸評論家を御存知ですか。彼のユニークな本は面白いですね。今朝もなんとなく本を拾い読みしていたら、途中でやめられなくなってしまいました。エスプリのきいたおしゃれな話がたくさん載っています。人間に対する愛情がたっぷりです。 本
ノート 【PC・バッテリーレポート】電池のへたり具合をチェックするための方法はこの呪文 ノートPCのバッテリーはどれくらいもつのか。それを数字で知りたいですよね。そのために今回は2つの方法をお教えします。どちらのアプリも同じ数字を正確に教えてくれます。電池のへたり具合を知るには最適です。 ノート
ノート 【iPS細胞】精子卵子の元となる細胞の生成に成功した後ヒトは何を信じるのか ips細胞の研究は日々進化しています。今回は、精子卵子のもととなる細胞を作り出すことに成功したというニュースから考察してみました。とくにips細胞の理論を使い、精子卵子になる直前の細胞に至る方法を発見した点が大きいのです。 ノート
本 【大福長者の金銭哲学・徒然草】兼好法師との差は予想以上【217段】 徒然草217段にはお金の話が出てきます。学校では扱ったことがありません。ユニークな段ですね。大金持ちの大福長者はどのような金銭哲学を持っているのか。兼好法師はどのような考えだったのか。その違いについて少し探ってみましょう。 本
本 【山吹の花・俊頼髄脳】一瞬の機知に思いを重ねた伊勢大輔のみごとな歌とは 山吹の花に託した歌を一瞬でうたった伊勢大輔の機知をほめたたえた一節です。『俊頼髄脳』の中に示された歌論の一部なのです。禁じ手を守っていただけでは真に新しいものは生まれてきません。そこからいから抜け出るかが大切なのです。 本
本 【わがひとに与ふる哀歌・伊東静雄】透明な叙事詩に宿る魂【三島由紀夫】 『わがひとに与ふる哀歌』という 伊東静雄の詩を知っていますか。透明な感性に裏打ちされた叙事詩です。その内側に宿る魂に、若き日の三島由紀夫は心酔しました。この詩人の持つ不思議な感覚が死とともにあることを知っていたからです。 本
本 【玉勝間・本居宣長】すぐれた随筆を読み学問や人生の深みを知る【謙虚】 国学者、本居宣長の随筆を読みましょう。そこには驚くべきまでの謙虚さが溢れています。1つの時代を築き上げた学者が、ここまで自分に対して、謙虚に振舞えるということが驚きを覚えます。 本
学び 【詩的リズム・音数律】促音1つで表現効果に差が【汚れつちまつた悲しみに】 中原中也の詩のなかでも有名なのが「汚れつちまつた悲しみに」です。しかしこれを筆写した小林秀雄は「つ」を抜きました。促音を意識して抜きました。そこにどのような考えがあったのかを追求していったのかが、興味深いです。ご一読ください。 学び
学び 【AIとトロッコ問題】道徳的ジレンマや合理性の果てに【小論文のカギ】 トロッコ問題というのを覚えていますか。道徳的ジレンマや合理性の果てに人間はどういう判断をするのかという究極のテーマです。何が厄介なのかといえば、AIが価値の判断にからむからです。自動運転の未来にかかわってくるのです。 学び