ミニマリストは無理だけど
みなさん、こんにちは。
ブロガーのすい喬です。
日に日に温かくなって、まもなく春。
どこかへ出かけたくなるシーズンですね。
日本人はおみやげを買ったりするのも大好き。
それはそれで結構なことですが、あとで処分に困るものだけは絶対に買ってはダメです。
買ってくるのなら、とにかく消えてなくなるものにしましょう。
その時は妙に嬉しくてつい手にとったものが、あとで厄介なお荷物になることがよくあります。
ぼくはパソコンなどが好きなので、つい細々としたものを買ってしまいます。
そのたびに電源ケーブルや、ちょっとした部品が残ったりします。
かつては大きな衣装ケースにたくさん入ってました。
延長コードやプラグの類から、ネジにいたるまでいろんなものがあったのです。
ぼくにとっては宝そのものです。
こんがらかったコードも愛しいのです。
なかなか捨てられません。
薬もそうです。
なんとなく残りますよね。
お医者さんからもらった薬を全部飲み切るなどということは滅多にありません。
しょうがないので、100均でかわいい箱を買ってきて、その中に入れてました。
いろいろな色や形のものがあって、結構愛着がわくのです。
ヘンですかね。
だんだん薬の名前と効能もわかるようになりました。
しかしある時、もうこんな暮らしはやめようと思いました。
キリがありません。
机の中にもいろんなものがあって、ゴチャゴチャ。
結局はムダの始まり
ぼくの知り合いにとにかくものを集めるのが好きな人がいます。
1番は景品です。
最近はちょっとした缶コーヒーにでもおまけがついてます。
それを1つ手に入れると、全部集めたくなるらしいのです。
子供の頃、買えなかった記憶が突然蘇るのでしょうか。
とにかくどんどん買ってきます。
そして机の上に並べて眺めているのです。
最後の方はもうコーヒーなんかどうでもいい。
そのおまけのために買いに走るという図式です。
こうなってくると、もう病気の一種かもしれません。
雑誌の付録なんかも集めてましたね。
いつぞや紙くず王選手権というのをテレビで見たことがあります。
旅館の箸入れの袋まで集めてる人がいるのには驚きました。
口をあんぐりというところかな。
よほど愛着のあるもの以外は全部捨てた方がいいです。
ぼくも本を隋分捨てました。
ブックオフに持っていくと、文庫本が1冊10円です。
なんとも情けない。
ちょっと古いと、引き取ってもくれません。
あとは市の焼却場へまっしぐらです。
それでも読まないものは邪魔です。
活字が小さいのはもう読めないです。
スペースをキープ
とにかく何か買ったら、同じ分量以上のものを即座に捨てる。
これを心がける以外に生きていく道はありません。
ぼくの家にもまだ本がかなりあります。
落語の本などは逆にじわじわと増えています。
仕方がないので、小説を処分しました。
それでもまだある。
洋服もそうです。
ブランドものなんて初めから持ってません。
それでも長く着たブレザーには愛着があります。
しかしそんなことを言ってると、洋服ダンスの中に入らなくなります。
靴もそうです。
新しいのを買ったら、前のはすぐに捨てる。
どうしても履きなれたものの方が最初は楽なのです。
だからつい残しておきたくなる。
それを捨てる。
この繰り返しです。
ものがあっても幸せにはならないということを、ぼくたちは知り始めたんじゃないでしょうか。
お金でしか換算できない一生は悲しすぎます。
もちろんお金がなくては生きていけません。
でもそんなにはいらない。
この線引きは難しいですけどね。
ここまできたらやるしかありません。
袋に入れたらもう見ない
かつてフリーマーケットでいろいろなものを買いました。
しかし結局はあまり使いませんでした。
いいものをちょっぴりだけの暮らしをしましょう。
半ベソをかきながらでも、大きな袋に入れちゃいましょう。
こんまり流の捨て方で言えば、愛着のなくなったものからどんどん袋の中へが鉄則です。
ご存知ですよね、彼女のこと。
断捨離の名人、近藤麻理恵さんです。
彼女いわく、捨てたら2度と中をみない。
捨てられない人は、ものにしがみつく傾向があると言います。
これはあの時着ていたものだからとか。
母が20歳の記念にくれたからとか。
その人たちはつまり物語の中を生きているのです。
冷たく言ってしまえば、そこにはもうない過去の幻影です。
現在が満たされていないから、過去にしがみつく。
そんなことより、未来をみましょう。
なりたい自分になるために。
売ったってどうせ二束三文にしかなりません。
最後はメルカリにお願いするのもいいかもしれません。
片っ端から売り飛ばす。
いざとなると儲けようなんて思うからいけないのです。
引き取っていただけるだけで、いいじゃないですか。
隙間ができたら、もう埋めない。
そのままあけておいてください。
ゴチャゴチャした部屋を片付けられない人には必ず何かがあります。
それが何かをみつけないと。
誰かにきれいに整頓してもらってもダメです。
頭の中の世界はずっとガラクタに満たされ続けているのです。
机の上に原稿用紙を投げ捨てながら小説を書いていた坂口安吾の時代は過去のものです。
もっとすっきり生きましょう。
買ったら必ず同じ分量か、それ以上のものを捨てる。
できたらもう買わない。
買うのなら消えるものを。
人は死ねばゴミになるという本を書いた検事もかつていました。
すごい言葉です。
しかし案外真実に近いのかもしれませんね。
断捨離。
これほど難しいものはありません。
でも家がすっきり片付いていると心地がいいですよ。
最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。