非正規雇用

【葉山嘉樹】セメント樽の中の手紙はワーキングプア・トラウマ小説

非正規雇用やワーキングプアの問題をきっかけとしてプロレタリア文学が注目を集めています。小林多喜二の『蟹工船』は新しい読者を獲得しました。なぜ今なのか。教科書所収の作品『セメント樽の中の手紙』を題材にして、現代の持つ側面を考察してみましょう。