藤野先生

【魯迅・藤野先生】国籍と立場を超える生涯の師を持てた文人の幸せ

魯迅の『藤野先生』は胸が熱くなる小説です。国籍と立場を超えて留学生であった魯迅に正対しました。途中で医学から文学への転身を図った時、藤野先生は1枚の写真に惜別と書いて渡してくれます。一生の師として尊敬し続けた魯迅の真摯な態度を読み取って下さい。

【魯迅・故郷】貧しさに苦しむ中国の未来に文学の可能性を託した人

魯迅の『故郷』は中国の現実を描き出した小説です。貧しさの故にかつての友達との階級を意識せざるを得なくなります。自然な付き合い方がもうできないのです。その現実を見た時、これではいけない。息子の代になるまでには改革をと考えるのでした。