春の雪

【伊東静雄】わがひとに與ふる哀歌と春の雪は三島由紀夫を震わせた

伊東静雄の詩は学校ではあまり扱いません。しかしその美しさは完成されたものです。耽美性を備えた美に感応したのは作家三島由紀夫です。「春の雪」は後に同名の小説まで生み出しました。透明な詩の世界が三島の審美眼を突き動かしたのでしょう。

【浜松中納言物語】夢のお告げと生まれ変わりを信じた輪廻転生の物語

三島由紀夫が最後に書いた小説が『豊饒の海』です。この作品には輪廻転生の思想が色濃く反映されています。そのヒントを与えたのが中世の物語『浜松中納言物語』なのです。日本と中国を行き来する人間と夢の交感が最大のドラマです。是非味わってください。

【三島由紀夫】豊饒の海は必ずいつか読みたい輪廻転生の物語

三島由紀夫の最後の小説「豊饒の海」。輪廻転生をテーマにしたスケールの大きな作品です。最初は全4巻のうち『春の雪』をお勧めします。流麗な文体で綴られた名作です。きっとあなたを別次元へ誘ってくれます。失われた時を作者とともに探してください。