本 【癇癖談・書を読む】学者は貧乏と相場が決まってるけど、だから何?というお話 本をよむことがそんなに価値あることなのかどうか。それを根本から考えてみようという随筆です。作者はあの『雨月物語』の上田秋成です。どういうつもりでこのエッセイを書いたのでしょう。その意味の深層を探ってみることにします。 本
本 【大鏡・菅原道真・左遷】栄枯盛衰を鮮明に描き切った歴史物語 『大鏡』は藤原道長を中心とする歴史物語です。しかしそこには様々な人の栄枯盛衰が描かれています。菅原道真が大宰府に流された時の様子を鮮明に記述した段は、実にしみじみとしています。無実の罪で中央を追いやられた学者の無念を読み取ってください。 本