本 【女生徒・太宰治】少女の不安を巧みに表現したお得意の自意識日記【怖い】 太宰治の小説『女生徒』はなかなかユニークな作品です。1日の朝から夜までを日記風にまとめてあるのです。全編にわたって、1人の女生徒の自意識をそのまま、言葉でまとめ切っているのです。自己愛の中身をのぞいてみましょう。 本
本 【波打ち際に生きる・松浦寿輝】境界だけが持つ不安定で甘えに満ちた魅力 波打ち際という境界をテーマにして、人はどのような感じ方をするのかについて、論じた文章です。一言でいえば、大変にユニークだといえます。海の中で人間は生きられません。つまりそこには死が待っています。それに対して丘の上には生があるのです。 本