ノーベル賞

ノート

【インセンティブ無惨】目先の人参に向かって走る人新世という時代

インセンティブという名のにんじんを目の前にぶら下げて走るしかないのが人間です。哀しいといえばそれまでです。しかし他に方法がない。政治家もサラリーマンもスポーツ選手も科学者もみな同じです。どういう人生が最も豊かなのか。それを考えましょう。

【知の価値】なぜ本を踏んではいけないのかを真剣に考えてみた

齋藤孝の『なぜ本を踏んではいけないのか』は意味の深い本です。書籍には本来人格が宿っているのです。だからこそ踏むことはできません。現代は全てを情報という言葉で解決してしまう傾向が強くなりました。そこにリスペクトの余地はないのです。

【川端康成・雪国・山の音】息苦しいまでに孤独で繊細な感受性の人

川端康成の小説はあまりにも繊細で現代の人にはなかなか受け入れられにくくなっています。しかし自らの生をじっと見つめるまなざしには実に豊かな命が宿っています。ここでは『雪国』、『山の音』、『伊豆の踊り子』を取り上げてみました。