ギリシャ

【トロイアの遺跡・古代への情熱】シュリーマンに祝杯を捧げたくなる

シュリーマンの著書『古代への情熱』は手に汗握る冒険譚です。楽しいですよ。自己顕示欲が少し強い側面もありますが、それを差し引いても面白いのです。どうしてここまでのことができたのだろうと驚いてしまいます。人間には夢が大切ですね。

【小川国夫・アポロンの島】透明感のある力強く澄んだ言葉との出会い

作品との出会いは一期一会です。小川国夫の小説に出会ったのも偶然でした。大学生の頃、偶然古本屋で見たのです。どうしても欲しくなり、手に入れました。ギリシャの町の様子が淡々と描かれ、文体は乾いていました。無駄が削ぎ落されていたのです。