揺れ動く

「中島敦・山月記」主人公・李徴は完璧主義と自己実現の狭間で揺れた

中島敦の名作『山月記』は高校で必ず習います。人間の本性を正面から捉えた小説だからです。自尊心と羞恥心の間でもがき苦しむ主人公の姿は、今日の我々に通じるものがあります。その内実を読み取ってください。