バカの壁

「養老孟司・バカの壁」わかるというのはそれほど単純な話ではない

日本人の精神構造を考えてみた時、養老孟司氏の『バカの壁」は大変示唆に富んでいます。日本人はたいていのことはわかると考えがちです。本当に理解するということの奥まで思考するということがありません。一神教の国の人々とは本質的な違いがあります。
学び

【知ることの本質】絶対的真実は信仰の領域にしかない【バカの壁】

解剖学者、養老孟司氏の『バカの壁』が出版されたのは今から20年前です。大変なベストセラーになりました。この本の中で著者は幾つかの大切な事実を伝えています。それは絶対的な真実を捕まえるということは、ほぼ不可能だということなのです。
ノート

【五戒で保つ】落語・蒟蒻問答から人生の深淵を覗く【目の前を見よ】

蒟蒻問答という落語には難しい仏教用語が出てきます。その代表が五戒という言葉です。この戒めを守れば人間は間違った人生を送らずに済むというのです。しかしこれが大変に難しい。それだけ魅惑に満ちているからです。欲望に勝てる人になるのは至難なのです。