落語

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【落語】誰にでもできる面白くて楽しい定番の小咄はこの15話 

芸は身を助けると言います。是非、ここに挙げた15話のうちの1つでもいいですから、自分のレパートリーに入れてください。何かの折にちょっとご披露するだけで、その意外性にみんなびっくりしますよ。一発芸にもってこいです。一分線香即席噺を覚えましょう。
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【落語】人情噺・子別れはいつ聞いても泣ける究極の傑作

落語・子別れは親子の情の深さをこれでもかと描いた人情噺の傑作です。聞いているだけで、つい涙が出てしまいます。しかし噺家は泣いてはいけません。どこまでも離見の見の意識を持ち続け、冷静に登場人物を描き続けるのです。それが落語の難しさなのです。
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【落語】家元立川談志は中島敦・山月記の李徴と同じ運命だったのか?

立川談志が亡くなって既に8年。落語立川流もすっかりその姿をかえました。談志という噺家はどんな存在だったのか。高校時代に習った小説、中島敦の『山月記』を覚えていますか。そこに登場する李徴は自尊心と羞恥心のため虎になってしまいます。談志はさて。
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【落語】幾代餅と紺屋高尾は誠を信じた男の甘い夢物語

幾代餅と紺屋高尾は男のはかない夢物語です。しかしそこに人間の真実を見ようとしたのです。誠実な人間の上に幸せがやってくるという道徳を人々は信じました。そのように行動することが大切だと考えたのです。落語の中に人情噺と滑稽噺の2つの要素があります。
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落語の世界に入門して前座が一番最初に教わる噺は何?

長い見習い期間を終え、やっと前座になれました。さて一番最初に教えてもらえる噺は何でしょう。最大勢力を誇る柳家一門では「道灌」と決まっています。登場人物が少なく、難しい設定もないために、比較的覚えやすい落語です。この噺でお客様に受けたいのです。
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学校寄席で一番よくうける定番の落語は何?

学校寄席で一番よく演じられる落語はなんでしょうか。やはり滑稽噺ですね。生徒はほとんど落語を聞いたことがありません。テレビ番組の笑点しか知らないのです。生徒の抵抗感を極力減らして楽しい時間がもてるよう、噺家達は日々奮戦しています。
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【落語】仕方噺・蒟蒻問答のキモは言い立てと禅問答の謎解き

落語蒟蒻問答は仕草オチで有名な名作です。しかし覚えるのは大変。あちこちに難しい禅の用語がちりばめられています。言い立ても大変に厄介なものです。しかし噺は大変によくできていて、喋っていても楽しいのです。この落語の持つ醍醐味を是非味わってみてください。
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【落語】怖がり屋で意地っ張り!名人・古今亭志ん生の大好物は?

五代目古今亭志ん生の人生は波乱にみちていました。酒と博打に稼いだ金を全てつぎこみ、しくじりを繰り返します。それでも噺だけは好きでした。やがて結婚。酒を求めて満州への慰問団に入ります。りん夫人の献身的な愛情に支えられ、後に当代一の噺家になったのです。
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【落語】紙入れと風呂敷のマヌケ亭主は同じ精神構造の鉄板男

間男噺の典型が紙入れです。また風呂敷の亭主と同じ構造をもつこの噺は、自分のことを他人のこととしてしか理解できない、間抜けな亭主が登場します。しかしそのかわいいこと。ぼくのレパートリーの中でも、大好きなもののひとつです。
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マクラは落語家の横顔を映し出す怖い鏡だという仮説

落語には必ずマクラがあります。噺の導入に使い、お客の気分をほぐすのです。しかしマクラはある意味で、落語家の横顔を照らし出す装置でもあります。そこに噺家の日常が垣間見えるからです。考えようによっては怖い装置ともいえるでしょう。
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はなし塚に廓噺と間男の禁演落語はいくつ封印されたか

はなし塚って知っていますか。寄席で禁じられた噺を封印した石碑のことです。53の噺が昭和16年10月から演じられなくなりました。そこで落語家たちは自分の方から、大切な噺を記念碑の中に閉じ込めてしまったのです。
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名人圓朝に出会えた幸運をみごとに開花させた桂歌丸の噺家人生

落語家桂歌丸が亡くなってもう1年がたちます。人気テレビ番組「笑点」の終身名誉司会者として大活躍しました。同時に圓朝の怪談噺をまとめあげ、すばらしい遺産として残してもくれました。その一生は全て落語のためだったのです。
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とびきり縁起がいい泥棒の落語7話を一挙特選

落語の中でもとびきり縁起がいいのが、泥棒の噺です。お客様の懐に飛び込んでお宝を頂戴するというワケ。今回はとびきりドジな泥棒が活躍する7つの噺をご紹介しましょう。とっても楽しい噺ばかりですよ。
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【落語】抜け雀の構造は名人伝のさらに100歩先

日本人は昔から名人伝を愛してきました。そこには人間の持つ憧れがあったのです。抜け雀は名前を名乗らない噺として有名です。味わいのあるサゲも秀逸です。是非きいてみてください。
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寄席で落語を聞くなら池袋演芸場が一番という5つの理由

都内にある寄席の中で一番駅に近いのが池袋演芸場です。駅徒歩1分です。噺家の持ち時間が長いので、たっぷりと落語を堪能することができます。本当の落語通が出向く寄席なのです。
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寄席で怪談噺を聞くと怖くて寒気が増すという真実

夏になると、怪談噺がよく寄席ではかかります。噺を聞きながら、一時の涼をとる風情が実にいいですね。三遊亭圓朝の代表作、「怪談牡丹灯籠」と「怪談乳房榎」の世界にご案内いたします。ちょっとだけ寒くなりますよ。